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新装新版 日本の幼児教育思想と倉橋惣三

価格 (税込)1,980円
商品コード:978-4788000520
ポイント:18Pt
頁数:253ページ
出版年月:2007-06-00

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出版社・レーベルの紹介文

江戸時代からの幼児教育・思想と、フレーベルの保育論を導入した倉橋惣三の保育理論を紹介する。
 

目次

第1章:江戸時代の幼児教育思想
第1節:家制度・身分制度と結びつく家庭教育
■江戸時代の西洋と日本における幼児教育施設
■家庭における教育
■オーエン、フレーベルとの違い
第2節:児童観・幼児観
■「小さな大人」観からの脱出
■幼児に即した教育
■子ども尊重と間引き
第3節:子育ての担い手
■子育てにおける父母の役割
■共同的子育て
■地域の教育
■西欧との違い

第2章:明治時代の幼児教育思想
第1節:啓蒙思想家・自由民権思想家の家庭教育論
■中村正直
■福澤諭吉
■植木枝盛
■堺利彦
第2節:幼児教育者の保育内容・方法論
■フレーベル思想の紹介と脱皮
■遊戯論から誘導的方法論へ
■家庭と幼稚園
第3節:保育者論
■啓蒙思想家・自由民権思想家の母親保育者論
■幼児教育者の保母論

第3章:倉橋惣三の幼児教育思想
第1節:幼児教育制度論
■倉橋の課題
■制度論における継承
■制度論における独自性
第2節:誘導保育法
■誘導保育法の概要
■誘導保育法の特徴
■誘導保育法と家庭生活
■誘導保育法と製作重視
第3節:保育者論
■保育方法主義に陥らない保母
■保育者と子ども―心もち―
■保育者像の原点にある母親
■家庭にいる母親中心の保育
第4節:倉橋の幼児教育思想の意義
■幼児教育思想上の位置
■今日的な意義と継承

第4章:城戸幡太郎の幼児教育思想
第1節:働く母親と幼児教育制度論
■母性保護論争と岩崎盈子
■家庭教育に代わる施設保育
■集団保育と保育協同体
■幼児教育制度論
第2節:保育内容=社会協力と生活技術
■社会中心主義の生活
■社会協力と生活技術
■生活技術と生産技術
■保育内容・方法における倉橋と城戸
第3節:保育者論
■教師の教養と権威
■親と教師
■働く母親の母性

第5章:幼稚園教育要領・保育所保育指針と倉橋惣三の思想
第1節:「原点に戻るルネッサンス」の声
第2節:わかりにくい「領域」概念
第3節:保育内容と方法
■倉橋に還っていない誘導保育法
■倉橋と同じ誤りに陥る傾向
第4節:養護と教育の統一
■保育所保育指針における「養護と教育」
■倉橋における「保護と教育」
終節:倉橋に戻るということ

補稿:倉橋惣三研究の方法―研究の動向から―
■はじめに
■倉橋研究の動向
■倉橋における誘導保育論と家庭教育論
■日本幼児教育思想史上における倉橋の位置

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